いつまでも若さを保つ方法

健康
Senior couple in sports clothing and sports technologies jogging together across the bridge

 忙しくて、食生活も乱れがちで悩んでいる。という人は多いと思う。自分自信もかなり食生活が偏っており、このままだと老化していく!と焦っていた。いつまでも若さを保つにはどうすればいいのか?その答えを科学的に解説してくれている「不老長寿のメソッド 鈴木祐著」に出会った。

 著書のポイントを一言でいうとどう苦痛やストレスを自分の生活に組み込むかというものであった。人は苦痛から肉体的にも心理的にも立ち治る「ホルミシス」という機能をもっている。この機能を活かすことによって若さを保つことができるということだ。ストレスから回復というサイクルを繰り返すことが若さを保つコツということになる。

「ホルミシス」の機能を活かして若さを維持する方法で食事、運動、心理の3分野から印象深かったことを紹介し、自分の生活の中に実際に組み込んでみた結果を述べていきたいと思う。

食事

 食事を通してストレスを与えるとなると想像しにくいと思うが、まず物質的なもので「ポリフェノール」を紹介してくれている。植物が外的要因から身を守るために産生する防御物質で、抗酸化作用が優れている。防御物質と考えると広い意味では毒になる。このポリフェノールを食事に取り入れていくと身体の錆を除去していくれて、身体の若さを保つことがわかっている。意識的にコーヒーであったり、紅茶を飲んだり、トマトを食べるようになったが、何となく肌の調子が良い気がする笑

 他にもナッツやベリー類などのはポリフェノールが豊富で自分の身体の中からの酸化を防いでくれる。ぜひ、試してほしい。一時期ブルーベリーにはまって食べ過ぎたせいでおなかを壊したので適量を定期的に摂取するのが良いと思う。

 他にも断食で身体に一種のストレスを与えることで、より身体が活動的になると紹介されている。アンチエイジングの意味合いももちろんあるが、生産性を高めるための方法としても優秀だと解説されている。原始時代を考えた時、空腹の状態の方がデフォルトで活動的であったはずという理論から、現代人も空腹時間の方が頭もクリアで活動的になれると紹介されている。確かに満腹の時にブログを書くより、ある程度の空腹感を感じているときのほうが集中して記事がかける。

 仕事中も昼を軽めにして空腹感があるほうが頭がさえるし、より活動的になれていると思う。

 著書の中では具体的な断食スタイルをいくつか提示してくれており、レベル別になっているため、初心者でもやってみようかなと思える内容になっている。

運動

 運動は身体によいというのは誰にでもわかることだと思うが、著書の中でもやはり運動は若さを保つ上でかなり大事だと紹介してくれている。運動というと長時間きついことをするというイメージを持つ人もいると思うが、HIITトレーニングで短時間で心拍数を上昇させる運動を何セットか繰り返すだけでOKという忙しい人でもできそうな方法も紹介してくれている。

 また、著書の中で印象的だったのが段階的に強度を上げていくことが重要であるということだ。ホルミシスの観点からいうと確かに自分にとってのストレスボーダーラインよりちょい上を攻めるべきなわけだが、運動を続けるとそのボーダーラインも上がっていくことになる。強度を上げていることは確かに重要だなと思う。また、このホルミシスの機能を狙って身体にストレスを与えることは休息もセットで重要だと全体を通して協調されている。ストレスに立ち向かったらその分だけよく休むことが大事だということだ。ここも印象的だった。

 実際に私は通勤は自転車を利用しており、毎日心拍数は結構上がる。前より体力がついて業務後半も比較的集中力保てている。社会人1.2年目は帰った瞬間バタンキューだったが、今は帰って読書する気力も残っている。後血圧が下がった笑

 しかし、自転車通勤にも慣れてきたため、週末に少しきつめの筋トレをしたりエアロバイクで心拍数をあげるというストレスを身体に与えてみようかなと思う。

 普段から運動をする時間がない人はウォーキングから始めるだけでも十分効果が期待できる。今の自分よりちょっと上のレベルにまずはチャレンジしていくのが良い。

心理

 食事・運動と身体的なトピックを前半話してきたが、心理的負荷にも人間はホルミシスを発揮することができる。私も今振り返ると部活動などで心理的なタフさを得ることが出来たと思うし、自分の現状に悩んでもがいたおかげでよい結果に繋がったということが多い。成長をするならある程度の心理的ストレスはむしろウェルカムということだ。

 実際にいつまでも若い人達は肉体的にも、メンタル的にも新しいことにチャレンジして自分に負荷をかけている。

 日常業務で何か心理的なストレスを感じるときというと、他の人からの批判であったり、自分とやり方が違くてイライラする場面など他者が絡んでくる場面がほとんどだと思う。この本を読んでからはそのイライラは自分の成長材料だと認識できるようになってきた。その場では一瞬イラっとするが、自分を客観的にみて、今自分はイライラしてるけど顔には出さずにより過ごすチャンスだと思えるようになり、ちょっと心が軽くなった気がする。

 心理的に自分が苦手なことにチャレンジするという目的でいうと、自分は結構人見知りだ。初対面の人に自分からは話しかけない。自分にとってあまり親しくない人に話しかけるのはストレスということだが、最近は自分から読書会に参加したり、全然違う部署の人に自分の業務で悩んでることを相談してみたり、マッチングアプリで初めましての人とお茶してみたりしている。そのおかげか人と話すのは意外と怖くない、こちらがちゃんと誠意をみせればそれ相応の態度で親切にしてくれることを感じることができた。

 次は、もう少し感情をの会話できるようになりたいのと、自分から話題を振れるよにチャレンジしようと思う。

まとめ

 自分にあえてストレスを与えて成長を促し、若さを保つという方法は大変勉強になった。また、負荷を与えた後には必ず回復の時間を与えてあげるというのも重要な点であった。負荷に対する自分の反応を記録していくことでより自分にあったラインを攻めることができ、成長を感じられた際にはさらに負荷を上げていくという調節もできるようになる。

 いつまでも若くいられるように挑戦を続けていきたいという気持ちになった一冊だった。

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