ユーモアがある人を思い浮かべてくださいと言われるとテレビで活躍している芸能人を思い浮かべる人が多いと思う。ユーモアは生まれつき面白い人が持ってるものだと思っている人も多いと思うが、ユーモアは日常生活にも活かせる技術だと教えてくれた1冊に出会った。
ユーモアは最強の武器である(ジェニファー・アーカー/ナオミ・バグドナス)である。
ユーモアに対する思い込み
ユーモアを発揮しようと考えると相手を笑わせなくちゃいけないと思う人に朗報である。ユーモアは面白さではなく、その場にふさわしいものであるかの方が重要であり、その場に合わせたユーモアを発揮すると評価が上がる。
職場での評価もユーモアがある方が親しみやすいと評価をうけ、会話もうまくいくようになるため、自分の所属するチームの生産性も上がることがわかっている。そして一番意識するべき点はユーモアは鍛えることができるという点である。
ユーモアにもタイプがある
本の中では攻撃性か親しみやすいか、表現豊かかさりげないかでユーモアを分類している。自分の性格と照らし合わせて自分が使いやすいユーモアのタイプを理解する重要性に触れられている。
また、自分のタイプにとらわれることなく状況によって使うユーモアのタイプを変えいていく重要性も述べられている。自分を例にすると親しみやすくさりげないユーモアを好む。
攻撃的でもなくその場を和ませるには良いタイプであるが、慣れ親しんだメンバーがいる状況ではどこか物足りなく、もう一歩踏み込んだユーモアが必要となるため攻撃性にバロメーターを振ってさりげないブラックジョークを言ってあげたほうが良いこともある。このように場面ごとに適切なユーモアを使い分けていく意識も重要である。
ユーモアは技術であり、身に付けることができるものであるというマインドセットが大切だ。生まれつきのものではなく、場面に合わせてユーモアのタイプを使い分けることのよって自分の評価が上がったり、自分の所属するチームの生産性が向上したりする。ユーモアに対するイメージを変えることができた。