今後の日本を見据える

日常

 技術の発展やパンデミックなどの偶発的な事象で変化が著しい世の中である。この変化についていくにも今後の日本について考える人も多いと思う。自分の今後の日本はどうなるのだろうかと考えることが多い。そんな時、池上彰の「池上彰の未来予想 after 2040」にであった。今後の日本について考える良い機会になった。

 今後の仕事について述べてく。本の中で特に印象に残った3点について、内容を紹介していく。

  • ①AIによってやはり既存の仕事が減少する。
  • ②中国の下請けになる未来
  • ③流動的な仕事のスタイルが拡大する

①AIによって既存の仕事が減少する。

 ずいぶん前からAIに仕事が奪われる未来について議論されているが、とにかく単純作業は減っていく。新しい仕事に挑戦していくか、人間力が高い人が生き残っていくと書かれている。

人間力というと精神的に成熟していて周りの人との協力できる人であるともとれる。自分はこの人間力というワードをみたときに人間独自の力を発揮できる人も含まれていると思った。

AIは膨大なデータをもとに最適解を提案してくれるが、人間独自の思考回路やアイデアで成果をもぎ取る人もこの先出てくるはずだ。そういった力も人間力といえるのではないかと思う。人間力でAI時代を生き抜いていきたい。

②中国のした儲けになる未来

 今世界ではEV車が売れている。中国産のEV車も人気で、その部品をつくるようなした儲けの役を担う未来もそう遠くない。日本はEV車は出遅れている。

水素自動車に力をいれている会社もあるが、日本の産業の中心になるような成果は上げられていない。世界を今まで引っ張っていた日本は遠い昔のことになっている。優秀な人は今度世界に飛び立っていき、日本の技術的な躍進は遠のいていくかもしれない。

研究者の待遇をよくする。子育てをしやすくし、教育に力を入れる。いろんな対策があると思うが優秀な人材はどんどん世界にで出て外で学んだことを日本に還元していくのがよいのではないかと思う。日本人の力を世界にアピールして逆に世界から優秀な人材を引っ張ってこれるようになっていくような流れになっていくとうれしい。

③流動的な仕事のスタイルが拡大する

 フリーランスで働く人が増えているというのは最近よく聞く。本書で印象に残ったのは個人だけでなく、プロジェクトごとにチームの構成員が変わっていくような流動的なスタイルが拡大するという未来である。

適材適所で必要な人を必要な時に読んでチームを即席で作って仕事をこなしていき、また次のプロジェクトに移っていく。求められる人と求められない人の差がどんどん開いていくんだと感じた。

日本の会社では一度正社員になると簡単にはクビには今のとことならない。優秀な人、やる気のある人ない人が混ざった状態でチームが作られる。今後はそういった世界ではなく、能力のある人ない人の差がはっきりしていくと予想されている。

今の自分のできる範囲で少しずつでも力をつけて置いてけぼりにされないようにしていきたい。

まとめ

本書では世界単位の話、個人単位の話でも今後の日本がどうなっていくのか考えさせられる内容が多かった。正直明るい話のほうが少ないが、危機感は感じることができた。この不安感をばねにして自分の未来は変えていきたい。

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