投資で一番怖いのは「自分の心」だった──『賢明なる投資家』が教えてくれた真実

お金

私は最近投資について学んでいるのですが、どんな方法で投資を行っていけばいいのか、投資のスタイルを形成していくながで根本的にしっておくべきことは何かを知りたいと悩んでいました。そこで今回は「新賢明なる投資家 ベンジャミン・グレアム&ジェイソン・ツバイク」を読んで学んだことを書いていきたいと思います。

投資家と投機家の違い

 まず、この本で一番大事なことは、投資家と投機家の違いです。投資家は、周りの状況や声に惑わされずに自分の考えで株を買う人を指します。投機家はただ、その株が上昇しているから、流行っているからといった風に自分で考えた結果ではなく短絡的は衝動から株の取引きをする人のことです。

 ここはかなり重要なことだなと感じました。株は長期的な目線で取引をするべきで市場の動きにふれまわされたり、トレンドに振り回されるのも良くないということが強調されています。

 ここを軸にして資産運用することが今度も重要だなと感じています。

自分で考える投資を目指す

 新NISAが導入されて株を始めた人も多いと思います。多くの人が個別株ではなく、投資信託でオルカンなどの世界の経済成長に合わせた安定利益還元率を目指したようなものを購入しているのではないでしょうか。今後も経済は成長してくため、安定した利益を目指す投資信託を買っておけばOKという考えになっているのではないでしょうか。自分もその一人です。

 今後もそういった株商品を購入していくことを否定するつもりはないですし、自分もて続けていくと思いますが、著書の中では株より債券などのもっと安定した資産が勝つ期間が10年程度続いた時期もあることが書かれています。なにも考えずにこれ買っとけばOKという安直な考えで購入するのはまずいなと反省しております。

 自分で考えて投資をしていくことが大事ですね。

投資の敵は自分自身

 投資をする際に敵になるのは自分自身であることも著書の中で強調されている。自分の中で投資のルールを確立させることや、様々なリスクについて解説されていました。その中でも自分が印象的だったのは、株取引の誘惑です。

 今、色んな株に関するアプリや情報がスマホの中にはありふれています。どれだけの人がどれほど儲かっているか、どの株が上昇しているかなどの情報が飛び交っています。人の投資意欲を掻き立てて、手数料や運営費用で結局証券会社の養分になる構図が出来上がっています。

 自分もスマホでいろんな情報を目にすると自分も儲かる側になれるんじゃなかという気持ちになります。そういった自分の欲を制御して積極的な資産運用をするか、それとも自分には資産運用の戦略を練る時間がないと感じるのであれば防衛的なインデックス投資に絞る。とにかく自分のスタイルを確立していくことが重要です。

まとめ

 今回得られた知識の中で印象的だったのは、結局株も自分との闘いであるということです。著書の中で具体的な投資方針が紹介させていますが、市場に振り回されることがいかに愚かなことなのか、市場を出し抜くことがいかに難しいかがメインの内容として書かれると思います。

 投資を始めたばかりの人ほど、この一冊を読むことで「ブレない軸」を持てると思います。
市場ではなく、自分を見つめる勇気。
それこそが、本当の意味で“賢明な投資家”になる第一歩です。

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