「令和は変化の時代」だとよく耳にすると思う。次々に最先端のテクノロジーが生まれ、常にアンテナを張っていないと世界についていけない。自分自身も変わっていかないとと思っていても実際には恐怖心で変化を起こせない人も多いと思う。
変化を起こそうと思っている人の後押しをしてくれる良本にであった。「チーズはどこへ消えた スペンサー・ジョンソン著」である。
著書の中でな2匹のネズミと2人の小人の話がでてくる。ネズミと小人の世界ではチーズを手に入れることが成功者として設定されている。2匹のネズミは直観的に行動することができ、匂いでチーズの変化にいち早く気付く、また自分たちのチーズが減っていってもいいようにすぐさま次のチーズをさがしに行く行動力がある。
一方、小人はネズミよりも優れた脳を持ち、頭の中でたくさんの考えを巡らせることができる。しかし、物語の中では最初に手にいれたチーズに固執し、変化を嫌い新しいチーズを捜しに行かないというような状態である。
最終的にこの小人の片方は勇気をだして、新しいチーズを捜しに行くのだが、新しい一歩を踏み出す度に、私達の心に刺さる格言を残してくれてる。ぜひ、手に取って読んでみてほしい。
今回この本から3つのことを学ぶことができた。
①人間は一度手に入れたものに執着をする
一度手に入れた状況に対してそこに居座る理由を捜して変化を拒むこと、よくあると思う。自分の仕事でも現行ルールの良いところばかり探して、新しい手法や考え方に取り組むことを拒んでしまう場面がよくある。実際にその新しい手法と現行の手法、どちらが優れているか理解するには一度新しいものに手を付けてみる必要がある。
恋愛でもそうだと思う。別れた相手のいいところばかり思いだして、次の出会いが待っているはずなのに行動に移せない。あるあるだと思う。次の世界へ踏み出したり、挑戦したりする自分を思い描くだけでも前向きな気持ちになるはず、自分の過去の栄光にしがみついていないか振り返りながら過ごしていきたいと思った。
実際に次のゴールがすぐ見えなくても、工夫を凝らしながら生きていくと楽しい。
②手に入れたものに対して常に気を配る
大きなチーズを手に入れたネズミは優れた嗅覚を駆使して、チーズの状態を逐一確認し、腐っていないか確認し、次の新しいチーズへと意識を向けていた。人間社会でも同じ心構えが活きてくると思う。同じ場所で足踏みしてるだけでは、いろんなチャンスを取り逃してしまう。
自分の高校時代は、将来について考えずに、何となく興味の沸いた職業に就くために大学へ進んだ。自分の未来を考えて受験を乗り切っている同級生や同年代の人達に劣等感を抱いていたと思う。そのコンプレックスを克服するために大学では人生で一番勉強して、自分の目標も達成することだできた。
高校生の時のように何も考えす、大学生活遊んでるだけじゃさらに置いてけぼりだという自分の状況を客観視して、次のステージを見据えることができていた大学生活だったと思う。
社会人になって、家族・友人から働いてる職場は安泰だねと言われて少し安心しきっていたが、AIが自分たちの世界に入り込んでいる今、安心している暇はない。生き残ってくためにも変化が必要である。この先も変化していくために、今後も本を読む時間を確保していきたいし、苦手な人付き合いからも新しいものを学んでいきたいと挑戦中である。
③一歩踏み出した方が楽になる
著書の中では小人が2人出てきて、最終的には片方は新しいチーズ探しの冒険に挑戦していくのだが、もう一方の小人は今の現状にとどまるために言い訳を用意してもとの場所を離れようとしない。人間社会もほんとうに同じようなことがあふれかえっている。
自分も頭の中で、「こうしよう、ああしよう、でもなー」と足踏みしてしまうことが良くある。だが結局やらないとそのままの気分で、失敗しようが1歩踏み出せたときのほうがよっぽど気持ちがよい。
2024年は挑戦の年にしようと思っていたため、一人海外旅行、彼女を別れたのでマチアプ初めてみる、学会発表に挑戦、読書の継続、何か好きな勉強を始めるというような目標を立てた。この中一番てこずったのが、マッチングアプリである。
何となく、いろいろな理由をつけてマッチングアプリを始めることができなかったが、職場の先輩の協力もあり、始めることができた。やってみた感想、普通に楽しい。一歩踏み出すだけで自分の知らない世界に踏み出すことだでき、人生経験を積むことできた。偉そうにかたってはいるが結局彼女はできてない。笑ってほしい。
しかし、いろんな方をデートすることができ、自分意外と女性と会話できるんだと心が軽くなった。
今回の一歩踏み出した方が、実際は楽なんだと実体験も含め、学ぶことができた。2025年の挑戦を軽く、書き記す。論文書く、英語の勉強(洋書で情報収集できるように)、人脈増やす、ブログ継続、
生活していると目標も変わっていくと思うが一歩を踏み出す勇気をもって過ごしていきたい。
まとめ
「チーズはどこに消えた」では変化していくことへの抵抗感をなくすことができた。この本は内容はとても濃いがサクッとよめるページ数で空き時間にすぐ読むことができる。変化の時代だからこそかなり心にささった1冊であった。