本当に自分のやりたいことを探る

日常

 今の世の中はたくさんの情報で溢れていて自分が何をしたいのかわからなくなっている人も多いと思う。自分もその一人だと思う。仕事以外で自分がチャレンジしたいことがわからない。その悩みを解決してくれる1冊に出会った。

世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッドである。

 自分のやりたいことの見つけ方を1からステップバイステップで紹介してくれている。あれをしてみたい、これもしてみたい。いろんな考えは浮かぶがどれが正解なのかわからないという人にもおすすめの1冊になっている。

本書で自分の学びになった3点を紹介していく。

①まず、自分の得意なことを見つける

 自分の武器をまず洗い出していくことで、好きなこと(やりたいこと)が見つかった時の戦略がたてやすくなることがわかった。成功体験から自分の強みをみつけたり、欠点だと思う特徴を長所として捉えなおすポイントも紹介されている。

この自分の得意なことをみつけることは、今度の人生においても非常に武器になると感じた。仕事だけでなく、何か壁にぶち当たった時でも自分の強みを活かして立ち向かう方法の選択に活かせそうだ。

自分の場合は、学生時代に勉強を頑張れた時期の環境や自分の取り組みを考えてコツコツやれる、隙間時間を見つけるのが上手いなどといった長所を考えた。

短所としてはせっかちなところがあるが、これは仕事にすぐ取り掛かれる、行動力がある、フッカルなどといった長所に変換することができた。

②自分の好きなものは何か

 自分の好きなものは何かを考えるとき、外的要因のせいで本当に自分の好きなものを見失ってしまっていたが、本書のおかげで自分に正直になって好きなものを考えることができた。

 今後の世の中に必要なものはこれだといわれてるし、この分野に挑戦してみるかといった外的要因ではなく、何となく根拠はないけどこれをやっている時間が好き。こういった自分の内側から出てくる好きなものに目を向けるべきだと解説されている。

自分の好きなものを見つける以外にも根本的な自分の価値観を探るワークを用意されているため、自分の好きなものを見つけやすかった。

自分の好きなものは読書、英語、絵を書く、スポーツ、だと分かった。この好きなものに自分の長所を掛け合わせてどういった活動をしていくか考えていった。

③利他的なモチベーションが大事

 自分の好きなものと自分の得意なことを組み合わせて、やりたいことをリストアップしていくといくつか候補がでてくるはずだ。このリストからさらに絞っていくことができるとそれが自分のやりたいこととなる。

 人は利己的なモチベーションより、利他的なモチベーションのほうが続きやすい。自分のやりたいことを極めた延長線上に他の人のためになるようなものがあれば、自分のモチベーションを維持していくことができる。そのほかのやりたいことは自分の趣味として、息抜き程度にまずは初めて見るのが良いと思われる。

 自分の生活を変えたい、仕事につなげたいなど強いモチベーションを維持しながら物事に取り組みたいなら、まずは一つのことに力を入れるべきだと筆者は思う。やりたいことからさらに一つに絞りこんでいくためには、利他的な視点が重要だと解説してあり、大変勉強になった。

まとめ

 自分のやりたいことは、日々さらされる莫大な情報量のせいではっきりしないことが最近多いと思う。特に若い世代はアクセスできる情報が多すぎて、本当に自分のやりたいことがわからないと思う。ステップバイステップでいちから自分のやりたいことをみつける方法を解説してくれているため、ぜひ手に取ってほしい。

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